【Inkscapeの練習】文字をアーチ型に変形してロゴを作る

Inkscapeの練習シリーズの今回はこちらの動画を参考に文字をアーチ型にしてロゴを作っていきます。Inkscape Tutorial: Arched Text Emblem

文字をカーブさせるだけじゃなく高さを変えたりしてデザイン性の高いロゴになっています。動画を見るだけではなく実際に作ってみて使い方を覚えるのが目標なので、今回も早速挑戦したいと思います。

 

文字をアーチ型にしてロゴを作る

事前準備

今回の見本

フォントダウンロード:https://www.theleagueofmoveabletype.com/league-gothic
Inkscape version 0.92

フォントは「League Gothic」の「Reguler」を使用します。あと「フィル/ストローク」ダイアログと「整列と配置」ダイアログを開いておいてください。

テキストを書く

ツールボックスにある「テキストツール」を選択して「INKSCAPE」と入力します。Tアイコンをクリックして「テキストとフォント」ダイアログを開き「League Gothic」の「Reguler」を選んで「適用」をクリックします。

「パス」メニューの「オブジェクトをパスへ」をクリックしてテキストをパスに変換します。

次にコマンドバーにある「グループ解除」アイコンをクリックしてグループ化を解除します。

文字の間のスペースを「Ctrl」キーを押しながらドラッグして調節します。後で文字の幅にオブジェクトを切り抜くので少しだけスペースを詰めます。特にKとSは重ならないように注意してください。※画像は重なってしまっている悪い例です。

調節が終わったら「グループ化」アイコンをクリックしてグループ化し、不透明度を50%にしておきます。

アーチ型オブジェクトを作る

選択ツールに切り替えて「INKSCAPE」の文字を選択した状態で「編集」メニューの「コピー」をクリックします。※文字の幅とオブジェクトの幅を揃えるために文字の「サイズ」をコピーしました。

「短形ツール」に切り替えて適当な大きさの長方形を描きます。(これから作るオブジェクトは全て不透明度を50%にします)「パス」メニューの「オブジェクトをパスへ」を使ってパスに変換します。

「編集」メニューの「サイズを貼り付け」→「サイズを貼り付け」をクリックして長方形のサイズを文字のサイズに合わせます。

長方形オブジェクトと文字を「Shift」キーを押しながらクリックして選択します。「整列と配置」ダイアログの「中心を垂直軸に合わせる」「水平軸の中心に揃える」を使って重ねます。

長方形オブジェクトをコントロールバーにある「最背面へ移動」アイコンをクリックして1番後ろに移動させます。下向きの矢印をドラッグして長方形を下に伸ばして縦長の長方形にしておきます。

「円/弧ツール」に切り替えて円を描きます。長方形と円を「Alt」+「Shift」キーを押しながらクリックして選択し「整列と配置」ダイアログの「中心を垂直軸に合わせる」で位置を合わせてから円だけを選択して見本を参考に曲線の角度を決めます。

円と長方形を「Alt」+「Shift」キーを押しながらクリックして選択し「パス」メニューの「差分」をクリックすると長方形オブジェクトの下がアーチ型に切り抜かれます。

アーチ型オブジェクトを切り抜く

アーチ型に切り抜いた長方形オブジェクトをさらに文字の幅に切り抜いていきます。「短形ツール」に切り替えて「I」と同じ幅位の縦長の長方形を描き、文字と青い長方形を「Shift」キーを押しながらクリックして両方選択します。

「整列と配置」ダイアログの「水平軸の中心に揃える」「左端で揃える」で位置を合わせます。

画面を拡大して「I」の幅ぴったりになるように矢印をドラッグして調節します。

右クリックメニューの「複製」か「Ctrl」+「D」を押して複製して残りの文字全ての幅に合わせます。「Shift」キーを押しながら青い長方形をクリックして全て選択します。「パス」メニューの「統合」で1つのオブジェクトに変更します。

青いオブジェクトと1番後ろにある水色のアーチ型オブジェクトを「Alt」+「Shift」キーを押しながらクリックして選択したら「パス」メニューの「差分」をクリックして切り抜きます。

水色のアーチ型オブジェクトを文字の下に移動して「パス」メニューの「分解」でバラバラにします。

文字をアーチ型に変形する

水色のオブジェクトの両端を選択して「ノードツール」に切り替えます。下側のノード4つをドラッグして選択したら1番右端のノードを下にドラッグして伸ばします。※4つのノードが同時に移動します。

選択ツールに切り替えて「INKSCAPE」を「グループ解除」アイコンでバラバラにしたら「I」と水色の1番左端のオブジェクトを「Shift」キーを押しながらクリックして選択します。

「整列と配置」ダイアログの「中心を垂直軸に合わせる」「水平軸の中心に揃える」を使って2つのオブジェクトを重ねます。残りの文字も同じようにして全て重ねます。

次に「I」の文字を選択した状態で「パス」メニューの「パスエフェクト」をクリックしてダイアログを開きます。

+プラスボタンをクリックして「Persective/Envelope」を選択して「追加」を押します。

「パスエフェクト」ダイアログに追加されたのを確認したら「Type」を「Envelope Deformation」に変更します。

「ノードツール」に切り替えると白い◇ノードが表示されるのでノードをドラッグして水色のオブジェクトの角に合わせます。この時スナップバーの「シャープノードをスナップ」がONになっているとやりやすいです。

4つのノードを移動させ終わったら「パス」メニューの「オブジェクトをパスへ」をクリックして変形を確定させます。

次は「N」を選択して「I」と同じように「パスエフェクト」に「Persective/Envelope」を追加し「Type」を「Envelope Deformation」に変更したら「ノードツール」でノードをドラッグして水色のオブジェクトの角に合わせます。

最後に「パス」メニューの「オブジェクトをパスへ」をクリックして変形を確定させます。残りの文字も同じ作業を繰り返して全て変形させます。

文字の形に切り抜く

文字をオブジェクトに合わせて変形しましたが、文字の下側がアーチ型になっていません。そこで文字を水色のオブジェクトに合わせてアーチ型に切り抜いていきます。

まず「I」の文字と水色のオブジェクトを「Alt」+「Shift」キーを押しながらクリックして両方選択します。

「パス」メニューの「交差」をクリックして文字を切り抜きます。

同じようにして「S,C」以外の残りの文字も切り抜きます。

「S,C」は下側が曲線になっているので下向き矢印をドラッグしてオブジェクトの内側に収まるように縮小します。

両方縮小したら後ろにある水色のオブジェクトを「Delete」キーで削除します。※文字のスペースが狭すぎるので少し移動させました。

「パス」メニューの「統合」をクリックすると自動で色が統一されます。

縁取り文字にする

文字を選択して右クリックメニューの「複製」を使って複製します。カラーパレットをクリックして青色にしたら「Shift」キーを押しながらもう1度青色をクリックしてストロークにも色をつけ「最背面へ移動」アイコンで1番後ろに移動させます。

「フィル/ストローク」ダイアログのストロークのスタイルタブで「幅」を調節します。(文字のサイズによって数値が変わります)あとは画像のように角を四角に設定します。

「パス」メニューの「ストロークをパスに変換」をクリックしてパスに変換します。

続けて「パス」メニューの「分解」をクリックします。すると細かいパスがあちこちに現れるのでこれを削除します。

「Shift」キーを押しながら青いオブジェクトをクリックして選択を解除したら「Delete」キーを押して削除します。

もしもストロークが変形してしまったらノードツールに切り替えて「シャープノード」から「スムーズノード」に変更すると曲線になります。ノードが多い場合は減らしてからやると元に戻せます。

「Alt」+「Shift」キーを押しながら青いオブジェクトをクリックして選択したら右クリックメニューの「複製」を使って複製します。カラーパレットの赤をクリックしてフィルの色を変更したら「Shift」キーを押しながら赤をクリックしてストロークにも赤い色をつけます。

ストロークのスタイルタブで「幅」を調節したら「パス」メニューの「ストロークをパスに変換」をクリックしてパスにします。

続けて「パス」メニューの「分解」をクリックしたら外側のオブジェクトを「Shift」キーを押しながらクリックして選択を解除します。そのまま「Delete」キー押して内側のパスを削除します。

赤いオブジェクトを「最背面へ移動」アイコンで移動させたら全体をドラッグして全て選択し、不透明度を100%に戻します。

文字を白、2番目は濃紺(#353c49ff)最後は黄色(#ffcc00ff)に色を変更したらテキスト部分は完成です。

線形グラデーション

仕上げに白い文字の下半分にグレーのグラデーションをつけていきます。まず白い文字を選択し、右クリックメニューの「複製」を使って複製したら色を20%グレーに変更します。

「円/弧ツール」で円を描いたら不透明度を50%にして白い文字と円を「Shift」キーを押しながらクリックして選択します。

「整列と配置」ダイアログの「中心を垂直軸に合わせる」を使って位置を合わせます。

白い文字の半分が重なるように円の大きさを調節したら「パス」メニューの「交差」をクリックして切り抜きます。

次に「フィル/ストローク」ダイアログで「線形グラデーション」に変更してツールボックスにある「グラデーションツール」に切り替えます。

左にある□(始点ハンドル)から〇(終点ハンドル)に向かってグラデーションがついていますが、これを上から下にグラデーションするように変更します。

左にある□(始点ハンドル)をドラッグして上に移動して右にある〇(終点ハンドル)を下にドラッグして移動させます。

最後に背景(濃紺)をつけて完成です。

最後に

文字を変形するのに1文字ずつパスエフェクトを追加するのが面倒でした。設定を保存する方法とかないのでしょうか?あとエンベロープ変形で文字をカーブさせれば簡単なのでは?と動画を見ながら思いましたが何か意味があるんでしょうね。

初級レベルでは言われた通りにやるだけです。精進。精進。

 


【Inkscapeの使い方】テキストを円形オブジェクトに配置する
【Inkscapeの練習】オブジェクトに合わせてテキストを変形してロゴを作る