【Inkscapeの練習】オブジェクトに合わせてテキストを変形してロゴを作る

Inkscapeの練習シリーズの今回はこちらの動画を参考にテキストを魚のカタチに変形してロゴを作っていきます。Inkscape Tutorial: Warp Text Into the Shape of an Object

まず魚のカタチのオブジェクトを作り、そのオブジェクトに合わせてテキストを変形させてロゴを作るという流れで進めていきます。

 

テキストを変形して魚のロゴを作る

今回の見本

フォントのダウンロード:https://www.fontsquirrel.com/fonts/chunkfive

魚のオブジェクトを作る

まずは魚のかたちをしたオブジェクトを作ります。そのオブジェクトを目安にテキストを変形させてロゴにしていきます。

ツールボックスにある「円/弧ツール」で円を描きます。フィルの色は「不透明度」を使って薄くしておいてください。

「選択ツール」に切り替えて円の幅と高さを「400px」にします。

円ができたら次は「短形ツール」に切り替えて長方形を描きます。こちらも色を薄くしておいてください。

選択ツールに切り替えて「幅:400px」「高さ:100px」に設定します。

「Shift」キーを押しながらクリックして2つのオブジェクト(円と長方形)を選択します。

「オブジェクト」メニューの「整列と配置」かコマンドバーにあるアイコンをクリックして「整列と配置」ダイアログを開きます。「中心を垂直軸に合わせる」を使って2つのオブジェクトを重ねます。

「上端で揃える」を使って長方形のオブジェクトを上に移動します。

「パス」メニューの「交差」をクリックすると2つのオブジェクトが重なっている部分を切り抜きます。

切り抜いた半円のオブジェクトを右クリックメニューの「複製」を使って複製します。

コントロールバーにある「選択オブジェクトを垂直方向に反転」アイコンをクリックして反転させます。


「整列と配置」ダイアログの「オブジェクトの下端を基準の上端に揃える」をクリックして魚の胴体部分を作ります。



「パス」メニューの「統合」をクリックして2つのオブジェクトを1つのオブジェクトに統合します。これで胴体部分が完成しました。

次に魚の尾の部分を作っていきます。統合して1つになったオブジェクトを右クリックメニューの「複製」を使って複製します。

「Ctrl」キーを押しながらドラッグすると水平・垂直に固定して移動させることができます。

「短形ツール」で長方形を作り、切り抜いた時に魚の尾になるように重ねます。

「Shift」キーを押しながら長方形ともう一つのオブジェクトを選択して「パス」メニューの「差分」をクリックして切り抜きます。


これで魚のカタチをしたオブジェクトの完成です。あくまでもテキストを変形する時の目安なので、魚のカタチを100%再現しなくても大丈夫です。

オブジェクトに合わせてテキストを変形

テキストツールで「FISH」と入力します。「テキストとフォント」ダイアログで「ChunkFive」の「Roman(Normal)」に変更して適用をクリックします。フォントはこちらからダウンロードできます。


「パス」メニューの「オブジェクトをパスへ」をクリックしてテキストをパスに変換します。

「FISH」と「魚」のオブジェクトを両方一緒に選択します。

「整列と配置」ダイアログの「右端で揃える」「水平軸の中心に揃える」を使って2つのオブジェクトを重ねます。

「Ctrl」キーを押しながら「FISH」を左にドラッグして拡大します。Fが魚のオブジェクトギリギリの位置になるように調節します。

後ろのオブジェクトが見えやすいように「FISH」の色を不透明度を調節して薄くしておいてください。

エンベロープ変形

「FISH」を魚のカタチに変形していきます。まずは「パス」メニューの下の方にある「パスエフェクト」をクリックしてダイアログを表示させます。

「パスエフェクト」ダイアログにある「+」マークをクリックします。※「FISH」が選択された状態じゃないとグレーアウトして使えません。

「パスエフェクトの追加」ダイアログが表示されるのでスクロールして「エンベロープ変形」を選択し「追加」を押して閉じます。

「パスエフェクト」ダイアログに「エンベロープ変形」が追加されました。

「左右のパスを有効にする(Enable left & right paths)」のチェックを外します。これで左右のパスは変形しません。

「曲げるパス・上」のノードツールアイコンをクリックするとキャンパス上で編集できるようになります。

「FISH」の上に編集用の「ベンドパス」が表示されるので上にドラッグして魚のカタチに沿うように曲げていきます。

◇ひし形のノードをクリックするとハンドルが表示されます。

右側のハンドルを下にドラッグして魚の尾の部分になるように曲げます。

左側のハンドルをドラッグして伸ばしながらFISが魚のカタチに沿うようにカープを調節します。

今度は「曲げるパス・下」のノードツールアイコンをクリックして同じように編集していきます。

下の「ベンドパス」をドラッグして曲げます。

右側のノードを「Ctrl」キーを押しながらドラッグすると垂直にドラッグすることができます。

左右のハンドルを使って上とおなじようにカーブを調節して魚のカタチに沿うように変形します。

仕上げ

「FISH」を魚のカタチにしたらこの変形を確定させます。今は「元のパス」に「エンベロープ変形」が追加された状態です。試しにFをクリックすると元のパスのアウトラインを見ることができます。

これを今の変形したFにするために「パス」メニューの「オブジェクトをパスへ」を使います。

パスに変換するとエンベロープ変形がなくなり現在のFのカタチになりました。

魚の顔を作る

最後に魚の顔を作っていきます。まず「円/弧ツール」で縦に楕円を描きます。魚のカタチのオブジェクトに重なるように選択ツールで調節します。

「Shift」キーを押しながら楕円と水色の魚のカタチのオブジェクトを選択して「整列と配置」ダイアログの「水平軸の中心に揃える」で位置を合わせます。

「パス」メニューの「交差」で2つのオブジェクトが重なった部分を切り抜きます。

次に「円/弧ツール」で魚の目を作ります。「Ctrl」キーを押しながら円を描いて「選択ツール」で顔の目の位置まで移動させます。

「Shift」キーを押しながら顔と目の部分をクリックして選択します。

「パス」メニューの「差分」を使って目の部分を切り抜きます。


これで顔の部分も完成しました。あとは色をつけるだけです。不透明度を100%に戻して好きな色を選んでください。

好きな色をつけたら最後にグループ化します。グループ化したら拡大・縮小したりして大きさを調節してください。

私は見本のように色を白にして背景と泡もつけてみました。泡は円を重ねて「差分」で切り抜けばできます。

最後に

今回は簡単にできると思ったのですが、オブジェクトを作ったりテキストの変形が思ったようにできなくて難しかったです。テキストを変形する時に上下がずれてしまうのを何とかする方法が見つかったら追記します。

次こそ簡単にロゴを作ってみたいと思います。

 


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