Inkscapeをインストールして画面の見方も覚えたら次はドキュメントの作成をしていきましょう。ドキュメントを作成する時に1番最初にやる基本操作「ドキュメントの新規作成」と「ページサイズの変更」「ドキュメントの保存」の仕方を紹介していきます。使用するInkscapeのバージョンは0.92.3です。
こちらの記事も参考にしてください。
【イラストやロゴ作成】Inkscape0.92のダウンロードとインストールInkscapeの使い方|画面の見方とツールバー/アイコン設定
Inkscapeの使い方①|ドキュメントの作成と保存
ドキュメントの作成
Inkscapeのショートカットアイコンをダブルクリックします。
Inkscapeが起動すると初期設定でA4サイズのドキュメントが表示されます。
ドキュメントの新規作成
新しいドキュメントを作成する場合は「ファイル」メニューの「新規」を選択します。
コマンドバーにあるファイルアイコンをクリックして開くこともできます。
新しいドキュメントが作成されると別のウィンドウが開きます。Inkscapeではドキュメントごとにウィンドウが違うので注意してください。
ページの設定変更
ページのサイズを変更するには「ファイル」メニューの「ドキュメントのプロパティ」を選択します。
またはコマンドバーのマークをクリックして「ドキュメントのプロパティ」を選択します。
「ドキュメントのプロパティ」ダイアログが表示されたらそれぞれ設定していきます。
ページサイズをリストから選択
ページが表示される向きを「縦」から「横」に変更
個人的に横向きの方が使いやすいので横に設定しましたが縦でも大丈夫です。
カスタムサイズ
ページのサイズを指定したい場合は「カスタムサイズ」に幅と高さを入力します。
「幅」と「高さ」を入力
ページサイズをコンテンツに合わせて変更
「カスタムサイズ」にある「ページサイズをコンテンツに合わせて変更」の横にあるプラスマークをクリックすると作業中のオブジェクト(ロゴなど)に合わせてサイズを調整できるオプションが表示されます。
マージン(余白)をつける場合は先に指定してから「ページサイズを描画全体または選択オブジェクトに合わせる」ボタンをクリックしてください。
背景色
初期設定では背景は透明になっています。例えば背景を白に変更するには「背景色」の横をクリックします。
白色になっていますが不透明度が0なので見えない状態になっています。
G(Green:緑)
B(Blue:青)
A(Alpha value/Alpha channel:アルファ値、不透明度)
16進数:#FFFFFF00 = rgba(255,255,255,0)
色を変えたい時は数字を入力するかスライダーを動かして変更します。
画像では適当に色を付けましたが、ちゃんと色を調べて入力すると綺麗な色になります。WEB色見本 原色大辞典 こちらのサイトで色をクリックするとRGBカラーコードがわかります。他にも検索するとたくさんサイトがあるので調べてみてください。
ここでは白に設定するのでAの値を「255」に変更して画面を閉じます。
ドキュメントを開く
既にあるドキュメントを開く時は「ファイル」から「開く」を選択します。
またはコマンドバーのフォルダアイコンをクリックして開いてください。
ショートカットアイコンにファイルをドラッグして開くこともできます。
保存
画像を保存する時は「ファイル」の「保存」か「名前を付けて保存」を選択します。
またはコマンドバーにある「保存」アイコンをクリックします。上書き保存なので注意してください。
「名前を付けて保存」はファイル形式を選択することができます。SVGファイルも別に保存しておくと後でやり直しができるので安心です。
ファイル形式一覧は下の画像に載っています。
最後に「保存」を押して保存してください。
最後に
Inkscapeの基本的な使い方Step.1「ドキュメントの作成」「ファイルを開く」「ドキュメントの保存」の仕方でした。機能がたくさんあるので覚えるのが大変ですが少しずつやっていきましょう。次は実際に「ツール」を使ってオブジェクトを作っていきます。
Inkscapeの使い方|画面の見方とツールバー/アイコン設定
Inkscapeの使い方②|基本操作~短形ツールで四角形を描く
できるクリエイター Inkscape独習ナビ Windows&Mac対応